被曲: | 坂本龍一 | 「The Last Emperor (Theme)」 | (「The Last Emperor」) | |
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原曲: | 冨田勲 | 「日本の素顔」 | (「TOMITA ON NHK」) |
「ラストエンペラーのテーマ曲は冨田勲の新日本紀行のテーマ曲に似ている」と定番ネタのように言われているが、雰囲気は多少は似ているがメロディはほとんど似ていない。本当の被曲の元ネタは同じ冨田勲の曲である「日本の素顔」のテーマ曲ではないかと思われる。残念ながらYouTubeにはこの原曲単独ではアップされておらず「新日本紀行」のテーマ曲などと合わせて再録音されたバージョンを4分23秒の動画の、2分40秒から4分20秒の辺りを聴くしかない。また、この再録音バージョンでしか「新日本紀行」のテーマ曲を知らない世代が「日本の素顔」の部分も「新日本紀行」のテーマ曲の一部だと誤解して「新日本紀行」=「ラストエンペラー」だと誤解している可能性もあるだろう。
似てる度:★★★★★被曲: | Brotherhood of Man | 「Save Your Kisses for Me」 | (「Love and Kisses」) | |
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原曲: | Tony Orlando & Dawn | 「Tie a Yellow Ribbon Round the Ole Oak Tree」 | (「Tuneweaving」) |
被曲は以前に棚さんが原曲としてネタを出された曲で、その時私がコメントで言及したままになっていた今回のネタを出させていただきます。原曲と被曲では、アーティストのキャラや裏方事情までも似ている。もちろん、肝心のバブルガムっぽい楽曲の歌メロやアレンジもかなり似ている。星4個か5個かで迷ったが、さすがに星5個にするには少し足りないと考えて星4個とした。
似てる度:★★★★★被曲: | Derek and the Dominos | 「Layla」 | (「Layla and Other Assorted Love Songs」) | |
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原曲: | Booker T. & Priscilla Jones | 「Time」 | (「CHRONICLES」) |
この超有名ネタを思い出した。被曲の後半の4分くらいのインスト部分は、リタ・クーリッジが作曲したものであるが、クラプトンたちが業界における圧倒的な地位の違いをいいことに半ば強引に「レイラ」に盗んで取り入れ、リタ・クーリッジは泣き寝入りせざるを得なかったとハッキリ証言している。実際に原曲がレコード化されたのは1973年だが、著作権は1069年に登録されており、「レイラ」よりも先であるために、この原曲と被曲の順番にした。
似てる度:★★★★★被曲: | 石川秀美 | 「Hey!ミスター・ポリスマン」 | (「16・祭」) | |
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原曲: | Sylvie Vartan | 「Fumée」 | (「Fantaisie」) |
石川秀美と言えば、このネタを出さずにはいられないだろう。歌い出しの部分こそ異なるものの、そのあとからは「まんま」である。なお、シルヴィ・ヴァルタンの原曲の邦題は「恋のスーパー・ギャル」です。
似てる度:★★★★★被曲: | John Williams | 「You Are the Pan」 | (「Hook」) | |
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原曲: | Georges Delerue | 「Sister Agnes」 | (「Agnes of God」) |
ジョルジュ・ドルリューの愛好家なら、一発で気付きますね。
似てる度:★★★★★被曲: | Bob Dylan | 「Blowin' in the Wind」 | (「The Freewheelin' Bob Dylan」) | |
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原曲: | Odetta | 「No More Auction Block for Me」 | (「収録作品」) |
昭和50年頃、我が家にはポピュラー音楽の大全集みたいなLPレコード30枚のセットがあり、その中に被曲もカバー・ヴァージョンで収録されていた。そして解説文では、被曲は黒人霊歌の「奴隷にはなりたくない」という曲に基づいている」とあった。しかし、ネット時代になってこの元ネタを検索しても情報が出て来ない。元ネタの原曲のタイトルは上記の通りであるが、LPレコード全集で解説を書いた人物が自己流にタイトルを意訳していたのだ。原曲のアーティスト名は検索の便宜上Odettaにしたが、少なくとも19世紀半ばまでには成立していた黒人霊歌。これにサビメロを加えて作り変えたのが被曲である。当初ディランは知らん顔をしていたがピート・シーガーに指摘される。その後にはディランも開き直って?原曲を録音した。
似てる度:★★★★★被曲: | 吉田拓郎 | 「ふるさと」 | (「人間なんて」) | |
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原曲: | アイドル・フォー | 「天才バカボン」 | (「収録作品」) |
ききさんの投稿で気付きました。私は吉田拓郎は数種類のベスト盤CDしか持っていないので被曲を初めて聴きました。原曲のサビの「これでいいのだ これでいいのだ」の部分をベースにして被曲はイントロから楽曲全体まで作られたように思えますが、真相は分かりませんね。両方の曲に共通の元ネタがあった可能性や、偶然に似た可能性もあるわけで。ちなみに、原曲のほうが約1か月早くレコードがリリースされてはいますが。これは思い切って星5 個にさせていただきます。
似てる度:★★★★★被曲: | Bill Conti | 「F.I.S.T-Main Title」 | (「F.I.S.T」) | |
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原曲: | Laurence Rosenthal | 「The Return of a Man Called Horse-Main Title」 | (「The Return of a Man Called Horse」) |
映画音楽ネタ。原曲 「サウス・ダコタの戦い」ローレンス・ローゼンタール作曲 1976年 被曲 「フィスト」ビル・コンティ作曲 1978年 被曲の演奏開始して45秒過ぎの辺りから原曲にかなり似たメロディになる。ほとんど原曲のアレンジ違い程度の差しかないと言ってもいいくらい。なお、ローレンス・ローゼンタールは日本では知名度が低いが、サントラ愛好家の間では巨匠のうちの一人とみなされて根強い人気のある真の実力派の作曲家。ビル・コンティは「ロッキー」が当たったおかげで知名度は高いが、今まで特筆すべき名スコアは書けていないし、作曲家としての才能や実力はかなりあやしい人である。
似てる度:★★★★★被曲: | Philippe Sarde | 「Ballade Pour Patrick」 | (「Beau-Père」) | |
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原曲: | Philippe Sarde | 「Hellé (Générique Dèbut)」 | (「Hellé」) |
映画音楽ネタ。原曲:フィリップ・サルド「花のようなエレ」1972年 被曲:フィリップ・サルド「さよならの微笑」日本未公開1981年 聴き比べていただけば分かるように、ほぼ同じメロディである。一般のポップスでも同じ作者による基本的に同じメロディの使い回しが多くみられるが、映画音楽においてもごく普通に大御所の名作曲家たちでさえも過去の楽曲の使い回しはやるものである。特に、こなす仕事の多い多作な作曲家の場合は、過去に何度も同じようなメロディがあったなあ、と思わせるようなメロディが新作に使い回されていたりする。モリコーネなどはその一番の代表例と言える。このフィリップ・サルドもフランスを代表する映画音楽の巨匠のうちの一人。
似てる度:★★★★★被曲: | The Rutles | 「Get up and Go」 | (「The Rutles」) | |
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原曲: | The Beatles | 「Get Back」 | (「Let It Be」) |
これもラトルズのうちでも相当にモロなパロディとして有名なので説明不要であろう。
似てる度:★★★★★被曲: | The Rutles | 「Piggy in the Middle」 | (「The Rutles」) | |
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原曲: | The Beatles | 「I Am the Walrus」 | (「Magical Mystery Tour」) |
これも有名なパロディなので説明不要であろう。
似てる度:★★★★★被曲: | Piero Umiliani | 「Cinque Bambole (Versione Coro)」 | (「5 Bambole Per La Luna D'agosto」) | |
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原曲: | ジ・エコーズ | 「ULTRA SEVEN」 | (「ウルトラセブン放送開始50年 特別企画 ウルトラセブン サウンドライブラリー」) |
原曲:1970年 冬木透が作曲した「ウルトラセブン」の劇中挿入歌。 被曲:1970年 ピエロ・ウミリアーニが作曲したイタリア映画「ファイブ・バンボーレ」のサウンドトラック盤の冒頭を飾る曲。なお、この映画は本邦劇場未公開作品のために1970年当時はこの邦題は無く、後に日本で本作のサウンドトラック盤が発売された時に「ファイブ・バンボーレ」と邦題が付けられて現在まで定着している。 さて、この原曲と被曲は全体的によく似ている。特に歌い出しの「ワン、トゥ・スリー~」の部分は歌メロも歌詞もそっくり。ただ、ネットのない時代に日本のTVドラマの挿入歌をイタリアの作曲家が知っていた可能性は低いので、両方の曲に共通する元ネタが存在するのかもしれない。あるいは、シンプルな構成の楽曲なので偶然に似たのかも。このネタは、ウミリアーニと「ウルトラセブン」の両方を好きな人の間ではかなり有名である。なお、原曲
似てる度:★★★★★被曲: | Wham! | 「Last Christmas」 | (「収録作品」) | |
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原曲: | David Cassidy | 「Daydreamer」 | (「Dreams Are Nuthin' More Than Wishes」) |
この原曲と被曲が似てるのも有名ネタ。ジョージ・マイケルはデヴィッド・キャシディのファンだったので、「Can't Smile Without You]よりもむしろこちらをベースにして被曲を作った可能性もあるのではと言われている。
似てる度:★★★★★被曲: | John Lennon | 「Happy Xmas (War Is Over)」 | (「収録作品」) | |
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原曲: | The Greenbriar Boys | 「Stewball」 | (「収録作品」) |
超有名ネタなんだけど、なぜか世間一般ではタブーみたいになっている。まぁ、原曲には無いメロディも追加したりはしてるけど。
似てる度:★★★★★被曲: | The Rutles | 「Joe Public」 | (「ARCHAEOLOGY」) | |
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原曲: | The Beatles | 「Tomorrow Never Knows」 | (「Revolver」) |
被曲は「アーキオロジー」の収録曲の中では一番従来の70年代のラトルズっぽいモロで分かりやすい原曲のパロディと言えるだろう。
似てる度:★★★★★被曲: | 小林麻美 | 「GREY」 | (「GREY」) | |
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原曲: | J.S.バッハ | 「我ら悩みの極みにありて BWV.641」 | (「収録作品」) |
クラシックの楽聖に匹敵する才能の持ち主でいらっしゃるそうです。
似てる度:★★★★★被曲: | The Rutles | 「Number One」 | (「The Rutles」) | |
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原曲: | The Beatles | 「Twist and Shout」 | (「Please Please Me」) |
原曲はビートルズのオリジナル曲ではないが、ラトルズがパロディにしているのは当然だがビートルズのヴァージョンなので、原曲のアーティスト名はこれでいい。これはかなり誰にでも分かりやすいと思う。星は4個か5個かで迷ったけど星5個にした。
似てる度:★★★★★被曲: | John Barry | 「The Last Valley-Main Title Theme」 | (「The Last Valley」) | |
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原曲: | John Barry | 「Main Title / The Lion in Winter」 | (「The Lion in Winter」) |
映画音楽有名ネタ。これはジョン・バリーのファンなら誰でも気付いているやつ。原曲 ジョン・バリー「冬のライオン」1968年 被曲 ジョン・バリー「最後の谷」1970年 ジョン・バリーが自分の過去の音楽を使い回しに近い形で転用している。完全に同じメロディではないので「焼き直し」というほうが適切か。曲調やアレンジ、全体的な雰囲気などが酷似している。どっぺる度は星4個半なので四捨五入して星5個にした。
似てる度:★★★★★被曲: | SOLEIL | 「太陽がいっぱい」 | (「SOLEIL is Alright」) | |
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原曲: | The Beatles | 「Taxman」 | (「Revolver」) |
SOLEIL(ソレイユ)は、当時まだ未成年だったアイドル的な少女それいゆをボーカルとしておっさん二人の計三人のバンドであり、裏方もおっさんだらけという、要はおっさんの仕事とはいえ遊び心溢れる音楽プロジェクトであった。被曲は、まあ、説明不要でしょう。それにしても、おっさん連中が未成年の美少女に何をやらしてたんでしょうか、いや、別に変な意味じゃありませんが。
似てる度:★★★★★被曲: | Sublime | 「What I Got」 | (「Sublime」) | |
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原曲: | The Beatles | 「Lady Madonna」 | (「収録作品」) |
これはビートルズ関連のネタとしては超有名だと、先ほどYouTubeで観て初めて知った。まあ、被曲アーティストのようなジャンルや年代の曲をほとんど聴かないので知らないのも当然で、被曲アーティストの名前さえ知らなかった。前置きが長くなったが、アレンジや歌い方、雰囲気などは似ていないが、歌メロ自体はほとんど同じである。これは被曲のwikiにも書いてある。ただし、被曲の作曲者としてマッカートニーもレノンもクレジットされてはいない。
似てる度:★★★★★