1. アラビアの夜の種族 |
2. ロックンロール七部作 |
3. 13 |
4. MUSIC |
5. ベルカ、吠えないのか? |
「爆笑問題のススメ」という番組で太田光が「アラビアの夜の種族」を絶賛していて、作中に「災厄の書」というのが出てきて、それを読んだら寝る間も惜しんで読んでしまうので、たとえば国王がそれを読んだらその国が滅びてしまうというような、で、読者は作中で「災厄の書」読むことになるのだけど、まさに寝る間も惜しんで読んでしまうような内容で、本当に素晴らしい完璧な作品でした。
そのあと、他の作品も読んだのですが、どれもテンポがよくて、まるで音楽を読んでいるかのような感じ。クライマックスに向かって盛り上がっていく、ロックなファンタジー。
特に「ロックンロール七部作」はギターをめぐる話なのでとても好きな作品です。
「アラビアの夜の種族」は圧倒的な作品ですが、ここに挙げた5作品はすべておススメできる作品です。特に音楽が好きな人はそのテンポが気に入るのではないかと思います。。
1. ジュラシック・パーク |
2. タイムライン |
3. インナー・トラヴェルズ |
4. 恐怖の存在 |
5. Next |
マイクル・クライトンの「ジュラシック・パーク」はスティーヴン・スピルバーグの映画があまりにも有名で、映画を観て何年も経ってから小説版があるのを知って読みました。映画は恐竜をCGでまるで生きているかのようにリアルに表現していることに注目してしまうが、小説はそうじゃない。恐竜のシーンはもちろん面白いのだけど、カオス理論の話が結構出てくる。映画では省略された数学的な話が面白かった。
そのあと「タイムライン」を読んで、今度は量子力学の話が出てくる。これも映画化されていて、量子テレポーテーションで過去に飛ばされてしまうことが主題になっている。私はやはり、過去に飛ばされるという映像的な面白さよりも、量子力学という物理学的な話が面白かった。
クライトンは科学的な小説を書く作家なんだけど、ノンフィクションの「インナー・トラヴェルズ」では神秘的な話を書くのでよくわからない。でもこれはこれでとても面白かった。
超ひも理論を題材にした小説も書いてほしかったなと思います。。
1. タイタンの妖女 |
2. タイムクエイク |
3. 猫のゆりかご |
4. ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを |
5. スローターハウス5 |
爆笑問題の太田光が「タイタンの妖女」を絶賛していて(事務所の名前「タイタン」はここから来てる)、カート・ヴォネガットの小説は色々読んでいるのですが、アメリカンジョーク満載でとても面白いです。